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上町の商家屋敷
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五所川原市のすぐ隣りに接する木造町は、グロテスクな土偶の駅舎(JR能代線)が物語るように、古代遺跡が多く縄文晩期とされる亀ヶ岡遺跡などが30箇所以上も発見されています。
藩政期に弘前藩2代藩主津軽信枚が亀ヶ岡に築城を計画。広大な湿地帯だった当地は泥道で資材の運搬が困難を極め、木材を敷き詰めて道を造ったことから木造の地名が生まれました。しかし亀ヶ岡城建設は一国一城令によって中止されてしまいます。
木造村は青森、弘前とならぶ藩の三大馬市も開かれていた在郷町でもありました。
町の中心は木造駅から北へわずか1kmに密集していますが。伝統的な建物は散在する程度です。が、映画に出てくる様な最北のさびれた町らしい雰囲気を持っています。
駅前周辺はシャッター通りで、町外れにあった酒蔵・長内酒造店もすでに取り壊されていました。
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田町の商店街に埋め込まれた土蔵造りの商家。サッシ張りの現在のこみせ。 |
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