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奥州街道の宿場町 | ||
岩手県岩手郡岩手町沼宮内 | ||
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沼宮内の旧街道沿いに残る現役の旅館 |
岩手町の中心市街・沼宮内。「ぬまくない」と呼び河岸段丘を意味するアイヌ語に由来するというこの町は、かつて奥州街道の宿場町として賑わいました。 沼宮内宿は 南部藩の本城が福岡(二戸)から盛岡に移転したことにより、福岡城と盛岡城をむすぶ、間の宿駅として早くから整備され代官所や御蔵が置かれた岩手郡北部の中心地でした。 また、西根地方や久慈地方をむすぶ街道の起点で交通の要衝でもあり、毎月10日に市が立ち在郷町として栄えましたが、明治24年の東北本線の開通により宿駅の役割は終わります。 江戸期から明治にかけて4軒の酒蔵があったとされていますが、現在は1軒も残っていません。町の中心部は旧市街地を迂回した国道4号沿いに移り、沼宮内はさびれた町となっていますが、古い建物もほとんど残っていませんでした。 人影の少ない沼宮内の旧街道沿いを進むと、突如近代的な東北新幹線のいわて沼宮内駅が現れます。いまも岩手郡の中心地である証なのでしょうか? |