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房総半島の東側、銚子に近い九十九里海岸平野の北側に位置する八日市場市は、その名の通り江戸時代に8のつく日に市が開かれた三斎市の町が出発点でした。
江戸中期頃から農間余行として八日市場木綿の生産が盛んになり、関東一円から東北地方に至るまで販路は拡大したといいますが、明治には衰退しました。しかし明治以降には諸官庁によって、東総地区の中心市街へと発展します。
国道126号線が旧道を反れてバイパスした為に、旧九十九里道・銚子道いには土蔵造り商家の家並みが僅かに残りますが、そのほとんどが看板建築に埋もれています。
しかし商店の屋上やわずかな隙間から見える商家建築の重厚な佇まいに加え、非常に多くの金融機関が立ち並ぶ姿からも、この町の往時の繁栄が思い浮かびます。
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