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東京奥多摩にある檜原村は都内最奥地に位置する山間の村。檜原街道の入口にあたるJR武蔵五日市駅から奥深い山中を分け入る様に走ること約1時間。奥多摩周遊道路の入口に、最奥の集落数馬があります。数馬は東京に残る数少ないの兜造り民家が残る集落の一つで、それらの建物はみな民宿や旅館を営んでいます。
山梨県と接する数馬の里は古くから甲州との関わりが深く、数馬は甲斐武田氏の落人が住み着いたとも言われる伝説が残っています。また数馬を初めとするこの地域の入母屋の二重兜造り民家は甲州兜造りの流れを組んでいます。
ここもかつては養蚕が盛んに行われた為に、上層に養蚕室を持った多層構造の大型民家に発展し、外光を取り込む為にこのような兜造りとなったのです。
数馬の里は都内と言っても日帰りは厳しいまったくの別世界で、近年温泉が掘削されると、知る人ぞ知る隠れ里の温泉地として人気を集めています。
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