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  青鬼
あおに
 重伝建に指定された大型兜造り茅葺き民家の里
 長野県北安曇郡白馬村大字北城字青鬼
信州兜造大型民家・土蔵・棚田  見学者有料P  JR大糸線・信濃森上駅
 
 
重要伝統的建造物保存地区に選定されている青鬼(あおに)集落は、長野オリンピックの開催地やスキーリゾート地として知られる白馬村の郊外、北東端の標高約760mの山腹に位置する、14戸の小さな箱庭のような集落です。
南西方向には北アルプスの五竜岳、鹿島槍ヶ岳といった山々の展望が広がり、集落東側には「日本の棚田百選」にも選ばれている石垣の棚田があります。万延・文久年間(1860〜63)に、長さ3kmにおよぶ用水路「青鬼上堰」が開削され、これによって青鬼集落の約200枚の棚田が生まれたのです。

江戸時代には小谷村千国で千国街道と分かれて小谷村梨平、白馬村青鬼、野平を経て柄山峠を越え、鬼無里村に至る鬼無里道が通り、善光寺や戸隠神社へ参詣者が行き来しました。

集落の民家は大型の「兜造り」の茅葺き民家で現在はみなトタン葺きとなっていますが、江戸時代後期から明治時代に建てられたもので主屋と土蔵によって構成されています。
一部ガラスサッシなどに付け替られていますが、意匠も工夫され、なにより真壁造りの壁面は漆喰が生え、山を背にみな同じ方向を向いて並んでいる為、写真写りも大変良い。重要伝統的建造物群保存地区の名に恥じない集落でした。
トタンが外されれば、なおの事良いのですが・・・・。
 
 
 
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