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妻籠宿から次の馬籠宿へは大妻籠地区から男ダル川沿いに馬籠峠を目指します。妻籠から目と鼻の先にある大妻籠集落は、県道のバイパスによって迂回されていますが、県道沿いから家並みを確認する事ができます。また近年県道沿いにも小民家を移築した飲食店が軒を連ね始めました。
大妻籠は小さな集落ですが、出梁造りに漆喰塗籠の本卯建を上げた旅籠建築が軒を連ねており、しかもみな現役で宿を営んでいます。
大妻籠は名称とは逆に、ミニ妻籠といった感じですが、中山道の宿場町ではなく街道集落で、峠の休憩茶屋として発達したのかも知れません。
この大妻籠集落の裏手の山の斜面には傾斜した豊かな田園風景が広がっています。
その一画に、板葺き石置き屋根の「藤原家住宅」があります。17世紀に建てられた県下で最も古い建造物だそうで県指定文化財となっています。昭和63年に復元修理されていますが、農家の敷地内にあるため、やや見つけにくいです。 |
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大妻籠裏手の山の斜面の集落 |
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