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茨城最大の登録建物数を誇る街並み |
茨城県真壁郡真壁町真壁 【茨城県桜川市真壁町真壁】2005年合併 |
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真壁の中心部に建つ清酒「公明」村井醸造
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古くは真壁荘と呼ばれ、常陸平氏によって開かれたこの地域は、その後分家の真壁氏によって真壁城が築かれ城下町の基礎が生まれます。豊臣時代の真壁氏は常陸国を統一した戦国大名の佐竹氏に使えましたが、関ヶ原の戦い後、豊臣大名だった佐竹氏と共に東北は秋田へ左遷されてしまいます。
真壁には替わって浅野長政が入封し真壁藩5万石が成立しますが、三男長重の代に笠間へ移封となり、以後笠間藩領に。次いで稲葉氏の代を経て真壁城は廃城となります。
真壁の主な産業は窯業・鋳物・酒造・製粉などで、ほとんどは江戸時代末期までに土着産業として自立しています。陶土器や鋳物生産は桜川流域の砂質粘土の産出により、およそ800年前から行われていたと言われています。
また、明治までは「真岡木綿」の産地として定期市が開かれ、真壁・筑波郡一帯の縞木綿の集散地として賑わいました。大正時代になると、今度は花崗岩の産地として発展します。
そうして、江戸期から明治・大正と栄えた真壁の町には数多くの商家や土蔵が残り、それらは町の文化財として日本有数の登録数を誇っています。さすがにこれだけの規模と文化財的価値を有すると、町をあげて街並み保存に取り組んでいます。
真壁の郊外にある町田地区には酒蔵と供に鋳物工場があり、重厚な歴史的建造部の工場群が見られます。
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真壁の町並み |
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町はずれの鋳物工場のそばに建つ清酒「花の井」西岡本店 |
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真壁の郊外に建つ清酒「正気」軽部酒造店 |
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■真壁の酒蔵 |
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清酒 |
「公明」 |
村井醸造 |
茨城県真壁郡真壁町真壁72 |
0296-55-0005 |
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清酒 |
「花の井」 |
西岡本店 |
茨城県真壁郡真壁町田6-1 |
0296-55-1171 |
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清酒 |
「正気」 |
軽部酒造店 |
茨城県真壁郡真壁町東矢貝590 |
0296-55-0375 |
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