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  垂井
たるい
 南宮神社の門前町として発展した中山道五十七次之宿場町
 岐阜県不破郡垂井町垂井
 構成:商家・旅籠・土蔵 ■ 駐車場:なし
 
 
垂井は中山道57番目の宿場町です。この町は古代東山道筋に発達した歴史の古い宿駅で南宮神社の門前町として成立。江戸期以降は中山道と美濃路の分岐点である交通の要衝として栄えました。
鳥居を潜り少し歩いた場所に、地名の由来となった「垂井の泉」が玉泉寺の山門前に湧いています。

垂井宿の人口は1,179人、相川に架かる相川橋から東町・仲町・西町と続き、家数は315軒、本陣1・脇本陣1・旅籠27軒・問屋5軒のうち2軒が庄屋を務めました。

宿場町の周囲には、商人や町人の町が形成され六歳市も開かれていました。
宿の入口と真ん中付近に枡形があり、そのすぐそばに江戸時代から続く現役の旅館
「亀丸屋」西村家が残されています。
旧街道筋には往時を偲ばせる建物が軒を連ね宿場の面影を留めているものの、看板建築やガラスサッシなどに改修され、伝統的建造物としての状態はあまり良くはありませんが、しかし長い街道筋には所々に商家や旅籠を偲ばせる伝統的建造物を見ることができます。