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広島県と接する岡山県最西の町井原市。その市街地の西方、まさに広島との県境に位置する高屋町地区に、旧山陽道の宿場町の風景が残されています。
山陽道高屋宿の成立は遅く、江戸時代初期の元禄年間ごろと言われています。
山陽道の宿場町となる以前は石見銀山(島根県太田市)から産出された銀など鉱物を笠間港へ運ぶ輸送路に設けられた御用引継駅でした。
駅前周辺は区画整理され開発が進む高屋町ですが、国道486号線の北側に平行する細い旧道沿いには、往時を偲ばせる伝統的な旧家や町家、さらに大正期ごろの洋風建築などが残されていました。
井原鉄道の駅名にも見られるように「中国地方の子守唄の発祥地」としてしられる高屋町は、これを観光資源としてアピールするとともに旧高屋宿の街並みに対しても整備・保存をおこなっていくようです。
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