六軒町通は千本通の一本東を、寺之内通からJR山陰本線を越えて旧二条通に至る路です。 寺之内通から始まった路は、上立売通で大きく屈曲し、千本通を越えて千本釈迦堂の東で再び進路を変えて南下します。 この通は平安京の西坊城小路にあたりますが、荒廃したまま長く放置され、再整備されたのは江戸時代に入ってからだそうです。 幕末には京都所司代下屋敷が二条城の北西付近にあった為、南は下立売通で終わっていました。 旧二条通・現在はJR二条駅から南にも、この通りの延長と思われる断片が見られますが、この道筋は六軒町通とは呼ばれません。 この通の東側にも南北の筋は続きますが、町家が見られる洛中最東端の通とも言えます。

五辻通上ル付近の家並み

出水通を西へ進むと西陣の花街・五軒町に出ます