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  原野
はらの
 宮ノ越宿と木曽福島宿との間の宿・中山道の中間点集落
 長野県木曽郡木曽町日義(原野地区) 【長野県木曽郡日義村日義】2005年合併
構成:切妻平入・出梁造り民家(旅籠建築) 駐車場:なし
 
 
日義村にある宮ノ越宿のあたりは木曽路では珍しい平地が広がり、比較的田畑に恵まれた地域です。この事に由来しているのかは不明ですが、原野集落は宮ノ越宿と木曽福島宿の中間にあり、木曽路の間の宿として賑わったところで、今なお街道風情が残る人里です。

段丘地帯が広い事もあって、代々庄屋がその地の開発に力を注ぎ、家数102戸・人口583人で、宮ノ越宿の助郷も担っていました。
中山道の中間点は木曽の政治経済の中心でもある、隣の木曽福島がそれを名乗っています
が、厳密にはこの原野集落が中間地点なのです。