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堀川通から東に数えて4本目、新町通と西洞院通に挟まれた釜座通の南の延長線上に若宮通があります。釜座通は三条通で一度中断し、その先、錦小路通から四条通を越えて高辻通まで小さな図子が見られます。そして高辻通から京都駅近くの七条通までの約、1.2kmの通を若宮通といいます。
この若宮とは、かつてこの通の六条にあった若宮八幡宮に由来します。それ以前は仏具屋が軒を連ねていた事から、仏具屋町通と呼ばれていました。
若宮八幡宮は1058年に後冷泉天皇の勅命を受けた源頼義が創建し、代々源氏を初めとする武家の守護神として崇拝されていました。その後、豊臣秀吉の洛中改造で東山に移され、さらに江戸時代初期に現在の五条坂に移されたのです。
一方で、創建の地である若宮六条には同じ若宮八幡宮という名の神社が建てられ今に至ります。そういう事で、今も昔も若宮八幡宮には違いがないのですが、ちょっと「格」が違いますね。
この若宮通は五条通より南の、京都駅に近い地域ながら、伝統的な町家建築が比較的多く残されています。 |
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